ベンチャー企業への転職に必要なこと

IT関連の資格は必要?重要?

転職の際にIT関連の資格って持っていた方がいいの? って聞かれます。
結論から言います。

いらない! クソいらない!

例えばMicrosoftが提供しているベンダー資格「マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS) 」がありますけど、Officeを使いこなせますと言われても、そんなの当たり前でしょ?
と言われるのが関の山。むしろ履歴書にこれを堂々と書いてあるのは「分かってないな~」と思われる確率が高いです。

エンジニアとしてのスキルを証明することが出来るIT系国家資格として、

  • 基本情報処理技術者
  • 情報セキュリティスペシャリスト
  • ネットワークスペシャリスト
  • データベーススペシャリスト

などがありますね。

Webデザイン関連では主に民間の認定みたいなもので、illustratorのようなAdobe系のものやウェブデザイン技能検定、Webクリエイター能力認定試験などがあります。

SESで派遣として働くなら書類選考で圧倒的に有利になると思うし、基礎知識が得られるので全否定はしませんが、ベンチャーへの転職希望ならマイナスとは言わないまでもプラスにはならないと思います。だって出来て当たり前のことをことさら資格がありますって言われるより、これが出来ますって言われた方がグッとくるのがベンチャー起業家の習性なんです。

ベンチャー企業に向いている人、向いていない人

ベンチャー企業への転職に必要なこと

大企業向き

与えられた仕事を正確にこなしていく人はベンチャーへの転職を見合わせたほうが良いかもしれません。むしろ大企業が最も欲しい人材だと思います。
大企業では目標に向かってやるべきことがある程度決まっていて、それを確実に完了させていくことで成果に結びつきます。

ベンチャー企業向き

対してベンチャーでは目標に到達する方程式は無いに等しいんです。
日々目まぐるしく変わる状況に翻弄されることなく、自分で考え最適と思われる方法を即断即決して実行に移すことで成果に繋げていくんです。
他の人からの指示を待っているなんて論外で、そんな人が続けていくのは不可能でしょう。
ジェットコースターのような毎日を楽しめる人が向いているように思いますね。

ベンチャー企業で働くために

ベンチャー企業への転職に必要なこと

仕事をする上で非常に高いポテンシャルを求められるのがベンチャー企業です。
日々スキルを身に着ける努力をし、幅広い業務をこなしていく中で実践スキルへと磨いていくことが必要とされます。

また、一人でグイグイ仕事を進めていくということは、同時に業務負荷が高くなり、責任範囲も広くなります。それだけに効率的に物事を進め、周りの人も巻き込んでいくパワーが不可欠になります。

ここまで読んで「大変そう…」とため息をついてしまった人にはお勧めできませんね。

さて、未経験の人がベンチャー企業に就職するのに何が必要か… なんですが、
基本的に小さなベンチャー企業は未経験の人に充てる教育リソース/コストに余裕がありません。
だから未経験の人には非常に狭き門であることは否めません。
それでもベンチャーで働きたいという人は、書類選考の段階から熱すぎるほどの想いを伝えることが必要になります。
応募書類に写真がないとか、自己アピールがないとか下手だとかは論外。
経験がない分、想いを伝える努力をする人にこそチャンスがあると思います。

ベンチャー企業の良いところ

ベンチャー企業への転職に必要なこと

ここまでベンチャー企業で働くことの大変さを書いてきたので心が折れているかもしれませんが、実は良いことも多いんです。

ベンチャーは波に乗ると急激に大きくなりますから、ダイレクトにお給料に反映されたりします。(その逆も当然あります)
たった1年で10倍の規模になるなんて言うのはザラです。
そして多くのベンチャー企業の特徴として課長やマネージャーなどの明確なヒエラルキーがありません。立場的にフラットな会社が多いですね。

経営層との距離も近く、自分の意見で社長の考えを変えてしまうようなことも良くあることで、自分が会社を変えていく、作っていくという醍醐味を感じられると思います。
刺激的な仕事、刺激的な人生を送りたいなら「冒険(ベンチャー)」しましょう!

ベンチャー企業への転職に必要なこと