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フリーランスWebデザイナーとして成功するためのガイド【超初心者向け・ワクワク編】

フリーランスWebデザイナーとして成功するためのガイド【超初心者向け・ワクワク編】

そもそも「フリーランスWebデザイナー」って何する人?

ざっくり言うと…
・会社に勤めず、自分で仕事を受けて
・Webサイト(ホームページ)やLP、バナー、LP用画像などをデザインして
・その対価として報酬をもらう人
です。

「家やカフェで仕事できる」「好きな時間に働ける」イメージが強いですが、同時に
・営業も
・スケジュール管理も
・お金の管理も
ぜんぶ自分でやる“小さな社長”でもあります。

難しそうに聞こえますが、ステップを分解すればちゃんと進めます。
ここでは「超初心者向け」に、楽しく・現実的なステップで説明していきます。

ステップ1:本当に「Webデザイナー」が向いてる?

いきなり勉強を始める前に、ちょっと自己診断。
こんなタイプなら相性◎です。
・人の「こうなったらいいな」を形にするのが好き
・画像やレイアウトをいじるのが楽しい
・細かいところを直してクォリティを上げるのが好き
・コツコツと練習を続けられる
・新しいサービス・アプリを触るのが好き

逆に、
・「絶対に誰とも話したくない」
・「締切があるのは無理」
というタイプだと、工夫が必要です(でも不可能ではありません。メール・チャット中心で完結する働き方もあります)。

ステップ2:最低限のスキルを身につける

「仕事を始めてから学びながらでもいいでしょ?」という気持ちもわかりますが、さすがに“完全ゼロ”だと厳しいです。
まずは、次の3つを「なんとなく使える」レベルまで持っていきましょう。

① デザインツール

・Figma
・Adobe XD(※最近はFigmaが主流)
・Photoshop / Illustrator(バナーや画像の加工でよく使う)
最初はFigmaだけでもOKです。「ボタンを作れる」「簡単なLPのデザインをまねして作れる」レベルを目標に。

② Webの基礎知識

・Webサイトの構造(ヘッダー / メイン / フッター など)
・レスポンシブデザイン(スマホとPCで見え方を変える)
・画像のサイズ、データ容量
コード(HTML/CSS/JS)をガッツリ書けなくても仕事はできますが、最低限の意味は知っておくと、エンジニアとのやりとりがスムーズです。

③ 簡単なコーディング(できれば)

・HTML / CSS の超基礎
・既存のテンプレートをちょっと修正できる程度
「デザインだけ」の仕事もありますが、「デザイン+簡単なコーディング」ができると案件の幅が広がります。

ステップ3:ポートフォリオを作る(最重要)

フリーランスWebデザイナーの世界では、言葉より「作品」が名刺です。
まだ実績がなくても大丈夫!自分で「架空の案件」を作ってしまえばOKです。

架空案件の例

・架空カフェのLPデザイン
・自分のプロフィールサイト
・地元の美容室サイトリニューアル案
・習い事教室のランディングページ
ポイントは「ターゲット」と「目的」を一緒に書くこと。

例:
・ターゲット:30代女性。仕事帰りに寄れる駅近カフェ
・目的:新規来店を増やすためのサイト
これを書いておくと、「きちんと考えてデザインしている人」と伝わります。

ポートフォリオは、
・自作のWebサイト
・Noteやブログ
・PDF
のどれでも構いませんが、長期的には「自分のWebサイト」を持つのがおすすめです。

ステップ4:フリーランスとしての「準備」を整える

① 作業環境

・ノートPC(できればメモリ16GB以上)
・安定したネット回線
・デザインツール(Figmaは無料プランからでOK)
・Googleアカウント(Gmail、スプレッドシート等)
最初から高級マシンは不要です。ただし「よく固まるPC」はストレス&時間ロスなので、最低限は整えましょう。

② 連絡用の窓口を決める

・メールアドレス(フリーでもOKだが、できれば仕事用に1つ)
・Chatツール(Slack / Chatwork / LINE / Discord など、相手に合わせる)
・オンライン会議(Zoom / Google Meet)
「連絡がスムーズに取れる人」は、それだけで信頼度が上がります。

ステップ5:最初の仕事をどう獲るか?

ここが一番ドキドキするところです。やり方はいくつかあります。

① クラウドソーシングを使う

・ランサーズ
・クラウドワークス
・ココナラ
などで「バナー制作」「LPデザイン」の案件を探します。

超初心者のうちは、
・コンペより「プロジェクト型」や「時間報酬型」
・大企業より、個人・中小企業
を狙う方が通りやすいです。

② 友人・知人のつながり

・友達がやっているお店のサイト
・個人で教室をやっている人のLP
・会社員の友人の「部署のLP」など
は、意外とニーズがあります。
「勉強中なんだけど、ポートフォリオ用に作らせてもらえませんか?」と相談して、小さな実績を作るのも有効です。

③ SNSで発信する

・制作したデザインをX(旧Twitter)やInstagramにアップ
・制作のビフォー・アフターを載せる
・「架空案件」でもOK
発信を続けていると、「ちょっと相談したいんですが…」とDMが来ることがあります。

報酬の決め方:いくらで受ければいいの?

超初心者が最初に悩むのがこれです。正直、「これが正解」という金額はありませんが・・・。

目安としては:
・バナー制作 → 3,000〜10,000円/点
・LPデザイン → 30,000〜100,000円
・コーディング込みLP → 50,000〜150,000円
最初は「安く受けすぎてしんどい」パターンになりがちです。

ポイント:
「経験を積むための価格」と割り切る案件を決める
・いつまでも最初の価格で受けない(段階的に値上げする)
・無料でやる場合も「対価」を決めておく(実績掲載OK、紹介をもらう等)

フリーランスならではの大事なマインド

約束を守る人が勝つ

・納期を守る
・返信を早めにする
・無理なことは「無理」と早めに伝える
技術よりも「安心して任せられるか」でリピートが決まります。

完璧主義より「継続主義」

・「ポートフォリオが完璧になるまで公開しない」
・「勉強が終わったら営業する」
という考え方だと、いつまでもスタートできません。

7割の完成度でも出してみて、反応をもらいながらブラッシュアップしていく方が結果的に伸びます。

学び続けることが“普通”の世界

Webのトレンドは変化が早いです。
・新しいデザインツール
・新しいUIトレンド
・AIツールの活用
など、「学び続けること」が前提の職種だと考えましょう。逆に言うと、学び続けられる人にはずっとチャンスがあります。

よくある失敗パターンと、その対策

失敗1:価格を下げすぎて疲弊

・単価を上げる工夫をする
 →「デザイン+コーディング」「デザイン+簡単なLP修正」などセットで価値を出す

失敗2:スケジュール管理が甘くて炎上

・Googleカレンダーやタスク管理ツールを使う
・「この日は作業日」「この日は打ち合わせ」などブロックしておく

失敗3:一人で悩んでメンタルダウン

・Xやコミュニティで同じWebデザイナー仲間を作る
・オンラインスクールやサロンをうまく活用する
・「相談できる相手」を1人でも作っておく

まとめ:まずは“小さく”フリーランスを始めてみる

いきなり会社を辞めてフリーランス一本にする必要はありません。
・今の仕事を続けながら、夜や週末に勉強
・小さな案件を取ってみる
・「自分にもできそうだ」と思えたら、少しずつ比重を増やす
という段階的なスタートも立派なフリーランスへの道です。

フリーランスWebデザイナーは、
・自分のペースで働きたい
・クリエイティブな仕事がしたい
・人の役に立つものを形にしたい
という人にとって、とても相性の良い働き方です。

「なんだか楽しそうだな」と感じたなら、今日からでもできる一歩は、
・Figmaをインストールして触ってみる
・好きなサイトを真似して簡単なワイヤーフレームを作る
・自分用のプロフィールサイトのラフを描いてみる

こんなところから始めてみましょう!